角膜上皮障害とは

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角膜上皮障害とは、点状表層角膜症、角膜びらん、角膜潰瘍の3つのことで、角膜上皮に何らかの障害がおこることです。
角膜上皮は、外気にさらされており、外膜を外から守るバリアの働きと酸素を取り入れる働きを持っています。

■角膜上皮障害とは

角膜上皮障害は、軽い順から点状表層角膜症、角膜びらん、角膜潰瘍となります。

点状表層角膜症は、角膜の上皮細胞が一部欠損するものです。
異物感が強くなり、傷が多ければ痛みや視力の低下なども現れることがあります。
眼瞼結膜や眼瞼縁の炎症に伴って生じることもあります。

角膜びらんは、角膜上皮全層が欠損しているものです。
異物感があり、痛みや充血、視力低下などの症状が現れます。
再発をしない単純性角膜びらんと再発をくりかえす再発性角膜びらんがあります。

角膜潰瘍は、病変が角膜上皮のみならず角膜実質まで及んでいるものです。
異物感や充血、痛みがあります。
炎症が続くと角膜の濁りや潰瘍を引き起こし、潰瘍が黒眼の近くにできた場合は視力低下を起こします。
症状がさらに進むと、歪みや暗さ、色覚異常などを起こす場合もあります。

■角膜上皮障害の原因

角膜上皮障害は、爪で角膜を引っ掻いたり、逆さまつげやゴミが入ったりすることで擦り傷ができる場合、コンタクトレンズの使用方法を誤った場合などに発症します。
また、エアコンによる乾燥やパソコンなどの画面を見続けたことでドライアイが原因になっている場合もあります。
他にも、薬剤や感染によるものもあるので、いろいろな経緯で発症する可能性がある病気だと言えます。

■角膜上皮障害の治療法

角膜上皮障害の治療法として一般的なものは、角膜保護治療薬や抗生物質の点眼です。
症状が重い場合は、眼軟膏を直接目に入れて治療する場合もあります。
角膜に障害が起きると、軽い症状であっても眼球の内部に異常をきたす可能性もあるので気をつけなければいけません。
また、角膜感染症による角膜上皮障害の場合は、重くなると角膜に穴があき、失明してしまう可能性もあります。
目の病気の中でも、緊急性が高いものといえるでしょう。